きちんと出汁を取ったお料理はそれだけで美味しいですね。でも正しい出汁の取り方をしないと、せっかくのお料理が台無しになってしまうことも・・・。
ただ、「出汁から取るのはちょっと手間がかかりそう・・・」と思っていませんか?実際はずっと簡単に出汁を取れちゃいます。
今回は、プロ直伝の手軽で美味しい出汁の取り方を紹介します。
出汁の取り方で味が変わる味噌汁!?美味しく作る秘訣を教えます!

ここでは、昆布出汁、かつお出汁、昆布出汁とかつお出汁を合わせた一番出汁の取り方を紹介します。
1.昆布出汁
煮出しと水出しがありますが、煮出す方法ですと、煮出しすぎて臭いやヌメリが出るので、そのような心配がない水出しがおすすめです。
ここでは水出しの方法を説明します。
水(1リットル)の中に昆布(10グラム)を一晩(10~15時間ほど)漬けておくだけです!冷蔵庫に入れておくことで、すっきりとした雑味の少ない出汁が取れます。
2.かつお出汁
水(1リットル)をふっとうさせたら、火を止めて薄削りのかつお節(市販の花かつおなど)を入れて1~2分ほどおきます。その後、ザルにキッチンペーパーなどをしいてこします。
3.昆布出汁とかつお出汁を合わせた一番出汁
最もおすすめしたい出汁です。植物性の昆布と動物性のかつおを合わせることで、うまみが増すからです。
取り方は簡単です。昆布出汁を一度沸騰させて、火を止めてから、薄削りのかつお節を入れて1~2分おき、ザルにキッチンペーパーなどをしいてこします。
この一番出汁でお味噌汁を作ってみましょう。市販の出汁調味料と味がまったく違ってきます。
出汁が効いて味噌の風味がアップし、とても美味しいお味噌汁になります。
一度に多くとった出汁をおいしく保存出来るおすすめ容器とその方法

さて、せっかく取った貴重(!)な出汁です。おいしく保存しなくては、出汁に申し訳ないですよね。
出汁を保存する場合は、よく冷ましてから、ピッチャーや密閉容器に入れて冷蔵保存しましょう。長期保存には向いていませんが、2~3日間保存できます。冷蔵庫から出してすぐに使えるので、便利ですよ。
もう少し長く保存したい場合は、冷凍保存にしましょう。よく冷ましてから、製氷皿などに入れて冷凍庫で凍らせます。3週間ほど保存できますが、冷凍庫の臭いがつきやすいので、できるだけ早めに使うのがおすすめです。
まとめ

ここまで簡単な出汁の取り方を紹介してきましたが、もし、貴方が私のようにズボラであるならば、「もっと簡単な方法はないのかな?」と考えるでしょうね。
最も簡単な出汁の取り方。それは市販のだしポットを使うことです!
だしポットは、ポットにこし器がセットされていて、そこにかつお節を入れてだしを取ります。
かつお節をこし器に入れて熱湯を注ぐもの、ポットに水、こし器にかつお節を入れてレンジで加熱するもの、一晩冷蔵庫で寝かせるものの3タイプがあります。
おすすめのだしポットを紹介します。
1.イワキ 村上祥子のだしポット 700ミリリットル(最安値4,546円)
レンジで本格的な出汁が取れます。こし器をポットのふちにかけることができるので、最後の一滴までむだになりません。
2.貝印 野崎洋光がすすめる和食用調理道具 だしポット 500ミリリットル(最安値5,509円)
かつお節をこし器に入れて熱湯を注いで1分で本格的な出汁が取れます。値段が一番高いですが、陶器のポットなので長く使えます。
3.ヨシカワ 料理のいろはシリーズ 800ミリリットル
水出しで出汁を取るタイプです。冷蔵庫のドアポケットに収納できるので、場所をとりません。
いかかでしょうか?
「出汁があれば時短料理ができる」そうです。出汁が美味しいと、色々な調味料を使わなくてもいいので、お料理がシンプルにサッとできるということでしょうね。
お料理の基本は出汁ですから、出汁さえあれば何とかなるのです。美味しい出汁で楽をしてお料理を楽しみましょうね!