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あなたは答えられる?銀杏が臭い理由は○○が原因 !?

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生活
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紅葉の季節、外を歩いているとふと気になる、鼻をつく匂い

あなたも経験したことがあるのではないでしょうか。

見上げると黄色く色づいた葉がとても綺麗で素晴らしいイチョウ並木!

…下を見ると、独特な生臭さを放つ踏みつぶされた銀杏の実。

私の通っていた小学校は校舎の周りに、たくさんの桜の木とたくさんのイチョウの木が植えてありました。

外庭掃除の当番のときは、友人たちと
「うわー」
「くさいー」
「ふんじゃったー」
と大変な騒ぎでした(笑)

見事な黄色の紅葉とは違い、あの独特な匂いを良い香りだと感じる人はあまりいないかと思います。

銀杏の実は、なぜあんなにも強い匂いがするのでしょうか?

あなたはご存知ですか?
知られざるその匂いの理由や成分について、今日はお話ししたいと思います。

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銀杏の臭い匂いを消す方法がある!?

私たちの周りに存在している植物や生き物は、さまざまな匂いを発していますが、それには一つ一つ理由があります。

人間にとっては、とても不快な銀杏の生臭さも、イチョウの木々が受粉したり種をまくために引き付ける役割をしているのだそうです。

イチョウの歴史は古く、それは2億年前にまでさかのぼるとも言われています。

大昔、生息していた恐竜や動物を惹きつけるために、イチョウの木の匂いは進化(変化?)してきたのではないかとのことです。

でも、イチョウにとっては繁栄のための匂いでも、人間にとってはなかなか受け入れがたい匂いなのは事実です。

哺乳類にとっては離れたくなる悪臭でしかない、あの匂いは、現在では逆にイチョウにとって生き残るための知恵、防衛手段なのではないかという意見もあります。

銀杏の匂いの原因は、その成分にあります。
「酪酸」と「エナント酸」と言われる成分が、それぞれ関係しています。

「酪酸」とは、腐敗臭をもった無色のベタベタとした油状の液体で、人間の皮脂から発するような汗臭い匂いです。

次に、「エナント酸」ですが、こちらも腐敗物のような悪臭をもつ無色のベタベタとした油状の液体で、足の臭い匂いの原因物質とも言われているものです。

この2つが組み合わさったものが、イチョウの種子「銀杏」の成分ということなので、あの臭い匂いに納得がいくかと思います。

成分がわかれば、その匂いを消す方法もわかります!

もし、靴で銀杏の実を踏んでしまったときは、水で洗い流した後に“重曹”を溶かした水に数時間つけ置きし、また水洗いをすることで臭い匂いを取ることができます。

手や肌についてしまったときは、石けんをつけて良く洗い流せば大丈夫です。

ただ、銀杏は直接触るとかぶれる可能性があるので、アレルギー症の方は特にご注意ください。

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銀杏の栄養はすごい!?その効果や効能は?

そんなやっかいな匂いを放つ銀杏ですが、栄養価がとても高いことでも知られています。

脂質、糖質、タンパク質、ビタミンA・B群、ビタミンC、鉄分、カリウムなど、たくさんの栄養素を含んでいるのです。

特にビタミンB1、ミネラルのバランスが良いそうです。

・糖質…即効性のあるスタミナ食や薬用として利用されてきました。

・ビタミンB1…疲労回復、食欲不振、肩こり、イライラの解消に期待できるそうです。

・カリウム…利尿作用、高血圧・むくみの改善に有効とされています。

イチョウの葉から抽出したエキスには、フラボノイドとテルぺノイドという薬用成分が含まれているそうで、その効果として血流の促進効果などがあるとの研究結果もあります。

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まとめ

自分で拾い集めて、調理するのには少し抵抗がありますが、現在はお店で手に入れることも可能なので、健康維持に食事に取り入れるのも良いかもしれませんね。

でも、こんなに栄養価が高く、さまざまな効果が期待されている銀杏ですが、食べ過ぎると逆に毒となってしまうので注意が必要です。

「メチルビリドキシン」という物質が原因で、大量に食べると痙攣や吐き気などの中毒症状が起こるのだそうです。

大人の肝臓には解毒する酵素があるのですが、まだ身体が小さい子どもは数粒でも中毒を起こす場合があるそうなので、特に注意してください。

何事も“適度・適量”が大切ですよね。

この記事があなたの役にたてば嬉しいです^^

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