少し前のことでが、私の家にやってきたイギリス人の一家が、私が家で焼いたパンをとても気に入ってくれました。
焼いたと言っても、私がこねたのではなく、ホームベーカリーで焼いて、出来立てを食事に出したのでした。
このイギリス人一家は
「イギリスにはこんな便利なパン焼き機はないから、ぜひ、買って帰りたい。」
と言いました。
でも日本とイギリスのコンセントとプラグは違うので、ホームベーカリーを買って帰っても使えない!
ということで、一家の希望は叶いませんでした。
ところで、コンセントとプラグと言いますが、その違いをご存知ですか?
また国別にコンセントとプラグが違うということはご存知ですか?
海外旅行に電化製品を持って行くときには注意が必要です。
ここでコンセントとプラグの区別と国別変換プラグをご紹介しましょう。
コンセントって挿す方じゃないの!?コンセントとプラグの違いは?
よく「寝る前には家電のコンセントを抜いてね。」なんて言いませんか?
実はこれは正確な言い方ではないようなんです。
壁についている差込口がコンセントで、コードの先についている差し込む部分がプラグです。
つまり、「家電のプラグを壁のコンセントから抜く」というのが正解です。
混同している人も多いので気を付けたいですね。
海外のコンセントに必要なプラグはどれ?国別変換プラグを紹介
[国別のコンセント]
先のイギリス人一家が日本の家電を買うのを断念したように、日本と外国のコンセントとプラグは違います。
日本のコンセントは差込口が2つで縦長になっています。
海外ではこのタイプはむしろ少数派です。
海外では、次のようなコンセントがあります。
・丸い大きめの穴が2つ
・丸い小さい穴が2つ
・丸い2つの穴の幅が広い物
・丸い大きい穴1つと丸い小さい穴2つ
・縦長の穴3つが縦と横に並ぶ物
・縦長の穴が上に2つと下に1つ
・縦長の穴が上に1つで下に2つ並ぶ物
など、様々なものがあります。
国によって違うのはもちろん、同じ国でも地域によって違うタイプのコンセントになっているところもあるので要注意です。
イギリスのコンセントは縦長の穴が上に1つ下に2つのタイプなので、縦長の突起が2つの日本製のホームベーカリーのプラグを差し込むことはできないのです。
[国別の電圧]
コンセントが違うだけでなく、電圧も国によって違います。
日本は100Vの電圧ですが、これも世界的に見ると少数派です。
外国では110Vから240Vの国が多く、日本の家電を海外で使うと電圧が高すぎて故障の原因になります。
コンセントとプラグの形が同じでも、電圧が違う場合は使えないのです。
電圧を調整するためには、変圧器(トランス)が必要です。
[プラグとトランス]
海外旅行に電化製品を持って行くならば、プラグの変換だけでなく、電圧を調整するトランスも必要になるのですね。
トランスにはプラグの変換アダプターが付いているものと、別に取り付けるものもあります。
行き先の国の電圧やコンセントやプラグを確かめて、必要な変換プラグやトランスを持って行くことは重要ですね。
もし先のイギリス人一家が変換プラグやトランスを買うことを思い付いていれば、そして、私たちが助言してあげることができたならば、日本のホームベーカリーがイギリスで活躍することも出来たのにと思うと、ちょっと残念です。
何事にも正しい知識は必要ですね。
まとめ
電化製品のコードについている差込部分がプラグ、壁についている差込口はコンセントです。
海外ではコンセントとプラグの形が違います。
また流れている電気の電圧も違います。
日本の電化製品を外国で使うためには、プラグの変換とトランスが必要です。
もし海外旅行に行くならば、行き先の国のコンセント、プラグの形や電圧を調べて、必要な変換プラグと携帯用トランスも持って行くのが安心ですね。
この記事があなたの役に立てば嬉しいです^^
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