お守りの返納は、授与していただいた神社に自らの足で返納し供養してもらうのが正しいお納めの方法です。
一般的には、境内にある「納札所」や「古神札納所」といった古いお守りを返納する場所が設置されているので、そこで返納します。
お守りのご利益は1年と言われています。
災難や厄を受けて守ってくれているので、1年経過すると効力が弱くなっています。
でも、旅行先や遠方で受けたお守りや大切な方から頂いたお守りなどは返納に困りますよね。
実はどこの神社に返納しても大丈夫です。
違う神社でもきちんとお焚き上げしてくれます。
但し、ルールがあります。
神社のお守りは神社に、お寺のお守りはお寺に返納してください。
今回は、授与されたお守りの返納方法などについてご紹介します。
お守りの返納は郵送OK?罰あたり?返納の仕方を解説します。
どうしてもお守りを授与していただいた神社に返納したい場合は、郵送でもOKです。
郵送で返納する場合は、必ず郵送でも受付していただけるかの確認をして下さい。
神社やお寺によっては、持参して返納しないことを好ましく思わないところもあります。
電話で問い合わせる時に、お焚き上げ料は必要なのか、またお支払い方法と、お供えする金額も聞いてください。
お焚き上げ料を請求されることはあまりないと思いますが、お気持ちで「千円」を添える方が多いようです。
※お金を添える方は、必ず現金書留で送りましょう。
・郵送するときに必要なもの
1.返納するお守り
2.茶封筒
3.添え書き
以上、3点だけです。(簡単ですよね。)
返納するお守りをそのまま封筒へ入れることに抵抗がある方は、白い半紙に包んで封筒に入れましょう。
まず封筒の書き方ですが、あて名書きは ○○神社 御中と住所を書きましょう。
続いて切手の下に「お守り在中」と朱書きし、裏にはご自分の住所と氏名をしっかり書きます。
【添え書きの書き方】
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お世話になっております。
先日お電話させていただきました〇〇と申します。
郵送での返納を受け付けて頂き、ありがとうございます。
本来なら直接お参りをして返納したいのですが、遠方にて郵送させていただきます。
お陰様で1年間ご利益にあずかることができました。
お焚き上げどうぞよろしくお願いします。
尚、心ばかりですがお焚き上げ料を添えておきますので是非ともお納め
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感謝の気持ちを一言添えておくと読む方も気持ちいいですよね。
何で頂いたお守りなのか、どのようなご利益があったのかをお伝えすることがポイントです。
お守りの返納の仕方に違いはある?お寺の場合はどうしたらいいの?
お守りを授与されたのが、お寺の場合は少し注意が必要です。
お守りの見た目と種類だけでは区別がつけづらいと思いますが、
神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ返しましょう。
神社のお守り:神様の御霊が宿っている。
お寺のお守り:仏様への祈りが込められている。
それぞれまつっている神仏が違うので、
間違えないようにくれぐれも気を付けてくださいね。
どちらかわからない場合は、お守りに書かれている名前を確認して下さい。
名前の末尾でどちらか区別がつきます。
神社のが場合: 〇〇神社 ○○宮 ○○大社 ○○神宮
お寺の場合: ○○寺 ○○院 ○○堂 ○○坊
また、違うお寺への返納は、他の宗派で授与されたお守りを返納すると失礼に当たるので、必ず宗派を調べてから納めて下さい。
まとめ
以上、お守りの一般的な返納方法について紹介しました。
神社やお寺はいろいろ作法が難しいイメージがありますよね。
調べてみるとそんなに難しくはないですね。
引き出しに忘れてしまったお守りはありませんか。
神のご加護を頂いているお守りは粗末にはできませんよね。
これを機に足を運んで参拝されてはいかがでしょうか。
遠方のお守りも郵送で返納できることがわかったので安心して下さいね。
私たちにとってお守りはとても身近なものです。
合格祈願のお守りや安産のお守り、交通安全のお守りなどさまざまな場面で守っていただいています。
縁起物なので、贈り物としても最適ですよね。
送り主が足を運んで、授与して頂いたお守りを贈るのは、とても気持ちが込められていると思います。
冒頭にも書きましたが、お守りのご利益は1年と言われてますが、大切な方から頂いたお守りなど思い入れがあるお守りは1年といわず、大切に持っていても問題ありません。
大切なのは一年間 自分を守ってくれたお守りに感謝をすることだと思います。
以上、お守りの返納方法をご紹介しました。
皆様方の参考になれば幸いです!
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