砂抜きに一晩かける必要はありません!そして栄養もなくなりません!
お味噌汁によく合うあさりやしじみ。こういった貝類を調理する前にやらなければ
ならないことがあります。それは砂抜きです。
「いつもなんとなくしてるけど、どうやるのが正解…?」
「私の方法は、合っているのかしら?」
そう思ったことありませんか?
今回はあさりとしじみの砂抜きの方法とコツ、そして砂が抜けたかどうか
見分けるコツについてお伝えしようと思います。
そもそも砂抜きってどうやればいいの?
そもそもあさりやしじみの砂抜きはどうすればいいのか、方法を見てみましょう。
1.まず塩水を用意します。
目安として、あさり300gに対して水が200mlに塩を6~7g。
あさりを入れたらひたひたになるくらいです。
2.あさりやしじみを、作った塩水に浸します。
塩を入れすぎないほうが砂を吐き出しやすくなるのと、塩水が多すぎて
あさりが深く沈んでいると、酸欠状態にになってしまうことがありますので、
塩水の量も重要です。
水を足したり塩水を捨てたりと調節してください。
また、浸したあさりやしじみは水を吐くことがあるので、アルミホイルや
ラップを被せて、夏場で2~3時間、冬場で4~5時間ほど暗くて冷たい場所に
保管してください。夏場は冷蔵庫に入れるといいですね。あさりやしじみの
呼吸を止めないためにもふんわりとかぶせてくださいね。
一晩寝かせる必要はないので安心してください。
3.2~3時間経ったら、汚れをとるように貝殻と貝殻をこすりあわせて
冷水で洗ってください。これで砂抜きが完了します。
砂抜きした後は冷凍保存ができます。水気を切って殼付きのまま
保存袋に入れて平らにし、空気を抜いて密封して冷凍庫に入れてください。
この状態で2〜3週間以内に使い切ってくださいね。
砂抜きしてたら開いていないものを発見! これって死んでるの?食べられるの?
砂抜きをしていたらあさりやしじみが開かない!?
これは死んでいるのでは?と考えてしまうかと思います。ではあさりやしじみが
死んだときの見分け方を見ていきましょう。
実はあさりやしじみは砂抜きをしているとき、パカッとあくことはありません!
あさりやしじみは砂を吐き出すときに、うっすらと少しだけ口を
開けて砂を吐き出しています。もし少しだけ口を開けているものを見つけたら、
ちょっとだけつついてみてください。口を閉じてしまいます。
砂抜きの時点で口が開いていなくても加熱すれば開くので
安心してください。
逆に死んでいるあさりやしじみは、
・砂抜きの時点で口が開いているもの
・臭いにおいのするもの
・加熱しても口が開かないもの
・ゴシゴシと洗ったときに口の開き方が微妙なもの
です。死んだあさりやしじみを食べるとおなかを壊すことがあるので
絶対に食べないでください。
あさりって砂抜きに失敗したらどうなるの? 成功した時との違いは? 見分け方を知りたい!
これって砂抜きできてるのかなと思うことありますよね。
では失敗しない砂抜きのポイントを紹介します。
ポイント1.塩分濃度を海水と同じぐらいにする
基本の塩分濃度は3%です。これは海水の塩分濃度と同じくらいで、
海水に近い環境にあさりとしじみを置くことで、リラックスした状態で砂抜きを
することができます。
ポイント2.あさりやしじみ同士が重なってないか
お互いに重なり合いすぎるとあさりとしじみは呼吸ができません。
上手く呼吸ができるように重なっていないか確認しながら置いていきます。
ポイント3.塩水の量が多すぎないか
塩水の量はあさりやしじみがひたひたになるくらいがちょうどいいです。逆に多すぎても
今度は呼吸ができなくて全滅……してしまうことも。
スーパーで売っているあさりやしじみの中には店頭に並んでいる時点で
すでに砂抜きをしているものもありますが、一応自宅でも砂抜きを行ってください。
まとめ
いかがでしたか?あさりやしじみの砂抜きについて理解していただけましたか?
当たり前にやっていたことかもしれませんが、この機会に改めて確認していただけたらと
思います。砂抜きの方法自体は簡単ですが、失敗をするとあさりやしじみが死んでしまう
ことがあるようなので、気を付けなければいけませんね。
この記事があなたの役に立てばうれしいです^^
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