マヨネーズは、「卵黄タイプ」と「全卵タイプ」の2つにわけることができるって知っていますか?
卵黄タイプは、卵黄のみ使用されているので味が濃厚!全卵タイプは、卵白まで使われているのでアッサリした味になっています。
この2つのマヨネーズに栄養価の違いはあるのか、料理の使い分けができるのか、気になりますよね?
多くの方がマヨネーズについて深く考えることはないと思いますが、今回は、2つのマヨネーズの違いについて解説していきます。
卵黄タイプのマヨネーズは?
卵黄タイプの特徴は3つ!
・コクがある
・味が濃厚
・強い酸味
卵黄だけを贅沢に使ったマヨネーズです。
卵の味をガツンと味わうことができるので、マヨネーズそのものを味わいたい方にピッタリ!
サラダや野菜ディップなどに使って、マヨネーズ本来の味を堪能してください。
卵黄タイプのマヨネーズ代表といえば…「キューピーマヨネーズ」です!
キューピーの創始者「中島菫一郎」が、卵がたっぷり使われている栄養価の高いマヨネーズを日本人向けへ開発し、1925年に初めて販売したのが始まりです。
キューピーマヨネーズは、日本人に一番馴染み深く、97年ものあいだマヨネーズ界のトップを走り続けています。
全卵タイプのマヨネーズは?
全卵タイプの特徴は2つ!
・味はアッサリと淡泊
・酸味は控えめ
卵黄・卵白まるっと使われているのが、全卵タイプのマヨネーズです。
卵黄タイプと比べ、酢の量が控えめになっているため、酸味が落ちつきアッサリした味になっています。
卵白が使われているため、「焼き料理」にピッタリ!トーストに塗って焼いたり、バター代わりに料理へ使うも良しです。料理全体に味が馴染みやすく、食材の味を引き立ててくれます。
全卵タイプ代表といえば、味の素の「ピュアセレクトマヨネーズ」です!
マヨネーズ界の王様「キューピーマヨネーズ」と差別化を図るために、1968年に卵黄・卵白を使った全卵タイプのマヨネーズを販売しました。
キューピーマヨネーズとピュアセレクトマヨネーズが、日本のマヨネーズ界代表といえます。
栄養価が高いのは卵黄タイプ!?
卵黄たっぷりの「卵黄タイプ」の方が、栄養価が高いイメージありませんか?
実は、「卵黄タイプは、たんぱく質が多く、全卵タイプは、炭水化物が多い」という違いがあります!
実際のキューピーマヨネーズとピュアセレクトマヨネーズの栄養成分を比較してみましょう。
卵黄タイプのたんぱく質は、0.4g、全卵タイプのたんぱく質は0.21gと、卵黄タイプの方が2倍もたんぱく質が多いことがわかります。
全卵タイプは、卵黄タイプよりも炭水化物量が5倍も多くなります。
卵白もまるごと入っている全卵タイプのマヨネーズは、仕上がりが緩くなりがち。硬さを調整するために使われるのが、水あめなどの甘味料になります。甘味料が入ることで、卵黄タイプよりも炭水化物が多くなり、カロリーも高くなってしまいます。
手作りマヨネーズは美味しくない?全卵はぼやけた味に。卵黄タイプの方がやや濃厚!
手作りマヨネーズは、油・酢・卵で作りますが、失敗の原因は、ずばり!「油を一気に入れている」ことです。
手作りマヨネーズのよくある失敗は、「マヨネーズが固まらない・分離する・美味しくない」の3つですが、どれも油が原因の一つ。
油を一気に入れることで、マヨネーズが固まらずシャバシャバな状態になり、油と酢が分離してしまい、美味しくないマヨネーズが完成します。
解決法は、油を少しずつ加え、電動ハンドミキサーで手早く混ぜ合わせること!手早く混ぜ合わせることで、マヨネーズは固まり、失敗を防ぐことができます。
また、マヨネーズを手作りする場合、全卵を使ってしまうと味がぼんやりしてしまうため、卵黄のみ使用することをオススメします。卵黄のみ使うことで、濃厚なマヨネーズを完成させることができますよ。
まとめ
マヨネーズには、「卵黄タイプ」と「全卵タイプ」の2つの種類があります。
卵黄タイプは、味が濃厚なのでサラダで美味しく食べてください。全卵タイプは、卵白が入っているぶんアッサリとした味ですが、焼き料理ピッタリですよ。
手作りマヨネーズは、油を少しずつ加え、手早く混ぜることがポイント!卵黄だけを贅沢に使って、濃厚な手作りマヨネーズを完成させましょう。
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