みなさん神社で参拝するときにどんなお願い事をしていますか?
「長生き出来ますように」「病気をせずに平穏に過ごせますように」「大好きなあの人と結婚できますように」など十人十色、様々な願いがあると思います。
願い事にも種類があります。
よく耳にするものからあまり知られていないものまで、いくつかご紹介しますね。
・心身健全(しんしんけんぜん) 心身が健康でありますように
・息災延命(そくさいえんめい) 健康で長生き出来ますように
・無病息災(むびょうそくさい) 病気をせず健康で、災いを除かれますように
・家内安全(かないあんぜん) 家屋や家族に事故や病気がなく、平穏でありますように
・夫婦円満(ふうふえんまん) 夫婦仲が穏やかでありますように
・子宝成就(こだからじょうじゅ) 子宝に授かりますように
・交通安全(こうつうあんぜん) 車両や運転手などに危険がありませんように
・商売繁盛(しょうばいはんじょう)商売が賑わい栄えますように
・心願成就(しんがんじょうじゅ) 心で願う事を成し遂げられますように
・開運招福(かいうんしょうふく) 運が開け幸せを招きますように
・厄難消除(やくなんしょうじょ) 不幸な出来事、幸いがなくなりますように
また、参拝時間は24時間参拝出来るところから参拝時間が決まっている所など神社によって違います。せっかく参拝しに行ったのに、神社が閉まっていたなんてことがあったら時間の無駄になってしまいます。必ず調べてから参拝しに行きましょう。
今回は、御朱印集めやパワースポットとして注目を集めている神社に纏わる謎を解説します。
神社で願い事をしてはいけない!?そんな迷信を徹底解説しちゃいます!

神社、参拝と言えば「願い事をする行為、場所」と思っている人は多いのではないでしょうか。
実は、神社は「願い事をする場所」ではなく「自分自身と向き合い、決断を宣言する場所」と言われています。
例えば、無病息災を願うと日頃から健康に気を付けようという意識が強くなり願いが現実のものとなるのです。決意を神様にご報告して、見守っていただきながら参拝者も自然と願い成就の為に行動していく。そして、次回参拝に来た際に神様へ感謝の気持ちを表す場所。
そのような不思議なパワーが秘められ、心も清められ穏やかになる場所が神社というところなのです。
神社は夜お参りしてもいい?気になる参拝時間についてお答えします。

陰陽道の考えに基づくと6時から18時は「陽の気」、18時から6時が「陰の気」と言われています。この「陰の気」の時間帯、つまり夜の参拝は避けたほうがいいといわれています。
また、夕方から日が暮れる時間のことを逢魔が時(おうまがとき)と言われ、魔物に逢う危険がある時間帯とされています。
確信はないですが、昔から言い伝えられていることなので夜の参拝は避けましょう。
初心者に伝授!!正しい参拝方法。

1.鳥居をくぐり一礼して境内に入り、参道中央は避けて進みます。
鳥居は、神様の領域(神域)と世俗の人が暮らす場所(俗界)を区別するためのものです。
また、参道の中央は神様の通り道(正中)と言われていて1番の上座です。
参道の端を歩くという事は、神様を敬う気持ちを示す行動になります。
もし参道を横切らなくてはいけない時は横切りながら会釈をし敬意をあらわしましょう。
2.手水舎で手と洗い、口をすすぎ、心身を清めます。
手水舎とは本殿や拝殿に行く前に手と口を清めるための場所です。
最近は、コロナ感染の影響で手水舎の代わりに手洗いや消毒になっているところが多いようです。
3.お賽銭箱の前に立ち、お賽銭を投げ入れる。
お賽銭とは、神様への感謝をあらわすために納めるものです。
金額の決まりはなく、感謝の気持ちとしてふさわしい額を納める事が大切です。
4.鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼をしてお祈りをする。
(お寺の場合は作法が違うので注意してください)
(二礼二拍手一礼の作法)
①二礼
神様の前に進んだら背筋を伸ばし、腰を90度に曲げ、深いお辞儀を二回繰り返します。
②二拍手
二礼を終えて顔を上げたら、腕の前で1度両手を合わせ、肩幅を目安に両手を開き、
パンパンと2度手を打ち鳴らします。良い音色を神様に届けるようなイメージです。
③お祈り
手のひらを合わせ、心を込めて感謝の気持ちとお祈りをします。
④一礼
お祈りが終わった後は両手を下ろし、腰を90度に曲げ一礼をします。
5.帰りも参道の中央を避けて歩き、鳥居をくぐってから一礼
注意・忌中(肉親や親戚の肩に不幸があってから四十九日が目安)には神社の参拝は控えましょう
まとめ
この記事で神社の知らない部分が知れたのではないでしょうか。お願い事には様々な種類があります。また、神社により参拝時間が決まっている場所もあるので確認してから行くのが望ましいです。
夜間も参拝可能な場所もありますが、夜の参拝は魔物に逢う危険な時間帯と言われていることから避けたほうがいいでしょう。
そして、神社はお祈りをする場所ではなく、自分自身と向き合い導き出した決意を神様にご報告する場所、神様に感謝する場所といわれています。
何よりも心を込めて真剣な気持ちで臨むことが大切です。そうすれば、きっと願いと感謝の気持ちが神様にも伝わるでしょう。
日頃の感謝を忘れずに心豊かに幸せに過ごしていきましょう♪
この記事があなたのお役にたてれば嬉しいです^^